導入事例

1,000人以上の従業員へ効率的に全社周知
社員研修と情報共有の課題を一気に解決

事業内容: 燃料油・潤滑油の販売(車両用、船舶用、家庭用、産業用)、カーライフサービス(洗車、タイヤ、車検整備、保険)

本社所在地: 札幌市中央区北1条東3丁目3番地札幌スクエアセンタービル

代表者: 代表取締役会長 勝木紀昭
代表取締役社長 木村信広

設立:  2008年1月1日

従業員数:約1,900名 (内臨時社員約800名)

資本金: 4億8,000万円

URL: https://www.do-ene.jp/

■お話をお伺いした方

北海道エネルギー株式会社(北海道エネルギーホールディングス株式会社 グループ会社)執行役員  経営管理部長 柏倉健太郎様[※写真右]

北海道クリエイティブ株式会社(北海道エネルギーホールディングス株式会社 グループ会社)企画・調査部 プロジェクトマネージャー 上村友哉様[※写真左]

導入の背景

── まずは、eラーニングを導入しようと思われた背景や、当時抱えていた課題についてお聞かせ願えますでしょうか?

eラーニングを導入しようと考えた理由は、4つの目的を達成するためです。

1つ目の目的は、自社教材を社員の皆さんに見ていただく情報共有の手段を得るため。2つ目は、現場にいるスタッフまでしっかりと情報を届けるため。3つ目は、スキマ時間にコンテンツを見て学んでもらうため。最後に、新型コロナウイルスの影響で行えなくなった集合研修の代替手段として活用するためです。

当社は従業員が1,000名を超える会社なので、すべてのスタッフに正しく情報を伝えることが難しい点が課題でした。伝言ゲームのようにスタッフを経由して情報を伝えた結果、途中で内容が変わって正しく情報が伝わらなくなってしまうことも少なくありません。そこで全社員に同じ内容を伝えられるeラーニングシステムにメリットを感じ、検討しはじめたのが背景です。

── もともとeラーニングに絞って研修システムを検討されていたのでしょうか?

いえ。実はplayse. を導入する前には他のオンラインビデオ会議でライブ配信を集合研修で行っていました。「この日時にPCの大画面で視聴してください」と指定し、パワーポイントを使いながらリアルタイムで行う研修を4年ほど実施していたことがあります。

この方法は、集合研修と比べて移動時間を省略できるメリットもありましたが、忙しくて時間内に集まれないスタッフが多く、受講率が低い点が課題でした。また、パソコンやネットワーク環境といったハード面・ソフト面の問題が発生し、1年ほど実施できなかった期間もあったのです。

この研修ができなかった期間の反省を踏まえ、従来の研修で抱えていた問題を改善するためにeラーニングにたどり着いたという流れです。

導入の決め手

── eラーニングシステムを選定する際の軸としてはどのようなものを設けていましたか?

システム選定の軸は、5つありました。

  • 個人ごとの受講状況が見える化されること
  • 自社コンテンツの配信ができること
  • 管理メニューが分かりやすいこと
  • 運用しやすいコストであること
  • 教育カリキュラムが充実していること

この5項目です。
実は、playse.以外にも2社のシステムを検討していました。そのうち1社はカスタマイズしにくかった点、もう1社は1人あたりのコストが高かった点が課題となり、当社にはマッチせず導入に至りませんでした。

── ありがとうございます。複数のシステムのなかでplayse. の導入に至った決め手はどのようなポイントだったのでしょうか?

playse. に決めたのは、システム選定の軸とマッチしていたためです。

また、事前に初回無料トライアルをさせていただいて、非常にコンテンツや使い方が分かりやすかったことが大きな決め手となりました。誰がどれだけ受講したかを把握するための「ユーザー管理」や「コンテンツの管理」が手軽だったほか、自社コンテンツの配信やテスト・アンケートの実施ができる点も魅力に感じ、導入を決意しました。

eラーニングの活用方法

── eラーニングの導入後、システムをどのように活用されていますか?

当社は、運営しているガソリンスタンドの店舗ごとにタブレットを配布しています。そのタブレットと所長のスマートフォンを活用して、お客様対応が忙しくない時間帯に裏へ回ってもらい、各スタッフが受講しています。

教育に使っているのは、自社コンテンツを含む「主任以上の役職者向け」と「主任未満のスタッフ向け」という2つの教材パックです。それぞれに50時間と30時間のコンテンツを詰め込み、自分に必要だと思ったものを各自で年間12時間受講してもらっています。今年の8月に案内して、期限の3月までに計画的に受講できるよう、各自でスケジュールを組んでもらうという方針で運用しているところです。

── スタッフ教育だけではなく、集合研修の手段としてもeラーニングを活用されているのでしょうか?

はい。4月には、会社の方針説明会をplayse. を通して実施しています。録画した内容を全社員1,100人に視聴してもらい、受講の1単位として設定しました。

ほかにも、6月の所長会議の内容も配信しています。約200人の対象者に向けてライブ配信でも行った会議なのですが、いつでも視聴できるように録画してeラーニングのコンテンツに組み込んでいます。また、3月末の入社前研修にも活用しました。こちらも流した映像をあとから確認できるよう、eラーニングのコースとしてコンテンツを用意しています。

── eラーニングの導入目的に「情報共有」というものがありましたが、実際に会社の全社周知のためにも活用されているでしょうか?

会社の基本方針や販売促進企画の全社周知にも活用しています。

もともと、キャンペーンなどの企画については、情報共有などが可能な他のグループウェアを使い、所長までが確認できるようにしていました。しかし、なかには確認しないスタッフもいますし、所長から下のスタッフへ人づてに情報が伝わるたびに内容が若干変わってしまうという課題がありました。そこで、企画の内容を正しく知ってもらうためにeラーニングにアップロードして、そこから共有することにしたのです。

基本的なスキルアップのための商品知識や、新型コロナワクチン職域接種の概要などもeラーニングを通して説明しました。動画コンテンツに限らずPDFやテキスト、YouTubeリンクなども活用しながら、社員の皆さんに届ける手段としてplayse.を活用しています。

eラーニング導入の効果

── 実際にさまざまなシーンでplayse. をご活用いただいて、どのような効果を実感されていますか?

一番は、全社員に情報が共有しやすくなったことです。今までは、所長やエリアマネージャーから店舗のスタッフに伝えてもらっていましたが、eラーニングの導入によって一発で全員に正しい内容を周知できるようになったのは、大きなメリットだと感じています。

また、コンテンツを見たかどうかを個別に管理できる点も助かります。「Aさんにはこういう商品を、Bさんにはこういう商品を売ってもらいたい」という時もピンポイントで学んでもらえるので、営業でも便利に活用しているみたいです。

eラーニングであればスキマ時間に学べますし、集合研修で発生していた移動時間や拘束時間が不要になったおかげで、全社員が受講しやすい環境を整えられました。まだ本運用を始めたばかりですが、playse.は当社になくてはならないシステムの一つになりつつあります。

── 反対に、playse. を導入することで感じた課題などはございますか?

対面じゃないので、一人一人のスキルや理解度の確認が難しい点は課題に感じています。また、学ぶための時間を作ることに慣れていない点も、今後改善していかなければと思っています。

なかには積極的に受講しているスタッフもいますが、一部だけではなく全スタッフが安定して学べる学習習慣を作っていかなければいけません。そのために受講した内容や時間を評価と紐付けられるよう、現在は社内で知恵を出し合っている最中です。

また、スタッフからは「つながらない」「使い方が分からない」「パスワードが分からない」などといった意見をもらうことが多いので、そこは改善しなければいけない課題だと考えています。反対に、「とても分かりやすかった」というコメントもあり、こういった意見を見ると励みになります。

今後の展望

── eラーニングを通してオンライン研修や情報共有を行うなかでの、今後の展望についてお聞かせください。

eラーニング導入によって、移動時間のカットや情報共有の手軽さなど、多くのメリットを感じています。しかし、集合研修でなければ伝わらない熱意や想いもあると思っているので、今後は両方の研修をクロスして行いたいと考えています。予習や復習にeラーニングを活用してもらって、対面じゃないとできないようなロールプレイングなどは集合研修で実施したいです。

あとは、社内に蓄積されているマニュアルや資料などがいろいろな場所に散らばって保存されているので、動画で整理してeラーニングのコンテンツとして活用したいです。また、playse. のコンテンツを見れば基本情報を共有できるようになるので、アルバイト入社時の研修などでもより効率的に教育ができると考えています。

── 最後に、playse. へのご要望があればお聞かせください。

受講を促進するためにも、ユーザーがマイページで自分の受講時間を確認できるようにしてくれると嬉しいです。何の講義を何時間見たかが分かれば、「こういうジャンルも見てみよう」「このジャンルを極めよう」と学習意欲を高められるかもしれないと考えています。

ほかにも、ログインしたらニュースやお役立ち情報が見られる「お楽しみコンテンツ」が配信されれば、スタッフが進んでログインしてくれる環境になるかなと思います。学習コンテンツだけではなく、こうしたユニークな機能も搭載されていると、受講率のアップに役立ってくれそうです。

── 貴重なご意見、ありがとうございました!受講率アップのコツや運用方法についても随時ご相談を受け付けておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

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