導入事例

集合研修をeラーニングに切り替えて教育コストの削減に成功

事業内容: スポーツ品の製造・販売、公共スポーツ施設の管理運営

大阪本社所在地: 大阪府大阪市住之江区南港北1-12-35

東京本社所在地: 東京都千代田区神田小川町3-22

代表者: 取締役社長 水野 明人

創業: 1906年4月1日

従業員数: 3,838名

URL: https://corp.mizuno.com/jp.aspx

■お話をお伺いした方

スポーツ施設サービス運営部  日光様

導入の背景

── まず始めに、playse. eラーニングの導入に至った経緯をお聞かせいただけますか?

はい。当社は、スポーツ用品のメーカーとして知名度が高いと思うのですが、私たちの部門では、スポーツ施設の運営管理やスポーツ教室の運営を行っております。日本全国で170以上の契約物件を持っており、北は青森、南は沖縄まで、ほぼ全ての都道府県で運営管理を行っています。

従来、社員研修は本社や各拠点での集合研修が中心でしたが、移動に伴う交通費や出張経費などのコストがかかりますし、現場の運営業務を外れて外部研修へ参加することが難しいケースも多かったので、eラーニングを利用してリモートで研修できないかと思っていました。その上で何社かを検討し、playse. eラーニングに決めました。

導入の決め手

── ご検討されたサービスの中でplayse.をお選びいただいた理由は何だったのでしょうか?

まず、コンテンツが充実していたというのがあります。それから、自社教材や制作したコンテンツを自由にアップロードできる点や、ユーザー管理が簡単にできる点、アカウントのID数に応じた柔軟な料金設定になっている点も決定要素でした。

── ありがとうございます。導入にあたり何か懸念点は有りましたか?

「ミズノ」と「ミズノスポーツサービス」の2社で利用するので、ユーザー管理が煩雑にならないかという点は少し気になりましたが、タグ付け機能を使うなど運用次第である程度カバーできそうだと思っていました。実際に運用を始めてから色々と考えようかなと。

── 企業様によっては色々細かく想定して検討してから進めるということもあるのですが、御社はとりあえずやってみようという風土があるのでしょうか?

部門にもよると思うのですが、私たちの部門では「とりあえずやってみよう」ということになり導入を決めました。

eラーニングの活用方法

── 実際のご導入後はどのような運用をしていらっしゃるんですか?

「若手の1〜3年次」「一般社員」「支配人・副支配人」「課長・管理職」の階層別に分けて、それぞれの階層に応じたコンテンツを配信しています。

── 全ての階層でご利用いただいて居るのでしょうか?

そうですね。ある程度網羅していると思います。

── 一般社員の方へはどのようなコンテンツを配信しているんですか?

社会人としての知識、マーケティング初級、コンプライアンスの基本、コミュニケーションスキルなどのコンテンツを観てもらっています。階層別研修に関しては、ほぼplayse.に入っているコンテンツを使っていて、年度内に受講を終えられるように運用しています。ある程度すでに出来上がっているコンテンツを利用して研修化できるというところが非常に助かっています。

── コロナ禍でeラーニングの運用や教育方法に何か変化はありましたか?

特に大きくは変わっていません。リモートワークは増えてきましたが、スポーツ施設の現場はずっと続いていますし、本社での集合研修がなくなったぐらいですね。既に2019年度から本格的にeラーニングを利用していこうという風になっていましたし、eラーニングを受講してレポートを提出してもらうという運用自体はその頃からほとんど変わっていないです。

── コロナ禍になる前から準備を始めていたのですね。

そうですね。コロナ禍の1年前から始めていたので、それを今年も踏襲して実施しているという状況です。

── 集合研修の代わりにeラーニングをご利用いただいているということですが、導入後も継続的に実施している集合研修はあるのでしょうか?

はい。中にはどうしても対面でコミュニケーションをとったりディスカッションをしたい研修もあるので、年に2回の実施を1回に減らして実施する場合もあります。どちらかというと若い年次の社員というよりは、支配人や店長クラスの社員が集まることが多かったのですが、それも今年度はリモートに切り替わっています。

── リモートにはZoomやTeamsのようなツールを使っていらっしゃるんですか?

そうですね。当社は「Microsoft 365」を利用しているので、「Microsoft Teams」で繋いでオンライン研修をするところは増えています。それを補完するかたちで、playse.搭載のコンテンツやplayse.上に載せた自社コンテンツを観てもらって、レポートを提出してもらうという運用の仕方をしています。

── Teamsで繋ぐ場合、出欠の確認はどのようにしているんですか?

十数人規模の研修であれば、Teamsの中に参加者一覧を貼り付けて、当日画面を見ながら誰が出席しているかを確認しています。

eラーニング導入の効果

── playse. eラーニングを導入して変わったことや、やりやすくなったことをお伺いしたいのですが、何かございますか?

評価担当者が、受講状況を評価に活用しやすくなっているところはあると思います。あとは、研修のために毎年同じような資料を作成する手間がなくなったのは、工数の削減になっています。

── eラーニングの受講状況を人事評価に繋げたいというのは他の企業様からの聞くのですが、そのためには人事制度を変える必要があると思います。御社ではその点も考えてeラーニングを導入したのでしょうか?

いえ、最初から受講状況を評価に繋げるための導入だったわけではなく、参考程度にというレベルだったかと思います。受講履歴を辿っていくと、学習意欲があるスタッフかそうでないスタッフかは歴然と見えてくるのですが、受講状況だけでなく現場での実務の頑張りとのバランスを見て評価していかなければなりません。

苦情対応や顧客満足度向上に関するコンテンツをしっかりと観ても、現場での対応が向上しているかは受講履歴だけではなかなか評価できないと思うので、eラーニングだけでなく実務の中身と併せて評価していくかたちになると思います。

今後の展望

── 最後に、御社の社員教育やeラーニング活用の今後の展望を教えていただけますか?

習熟度の確認に関しては、playse.のシステム内でテストを作ることができるので、コンテンツごとにテストを実施して理解度をチェックしていけるかなと思っています。

playse.のシステムで活用できていないのは、集合研修の出欠確認ですね。eラーニングでの学習フローの途中に集合研修が組まれているようなプログラムの場合は、eラーニングシステムの中で出欠確認まで一貫して対応できるようになれば管理がしやすくなると思います。Zoom連携と同じように、Teamsも連携できるようにしていただきたいと思っています。

── はい、Teamsの連携も検討しておりますのでお待ちいただければと思います。本日は色々とお聞かせいただきありがとうございました!

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