導入事例

eラーニングシステムで営業ノウハウの共有と商材研修を効率化
本当に必要な従業員に必要なタイミングで教育を

事業内容: LED照明や空調機器など業務用設備の販売・レンタル

本社所在地: 東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシィーズ スクエアビル

代表者: 大前 成平

設立:  2001年7月17日

資本金: 1億円

URL: https://www.nexyz.jp/

■お話をお伺いした方

佐々木様、安田様、浅野様

導入の背景

── まずは、playse. eラーニングの導入を検討したきっかけについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

eラーニングとの最初の接点は、3~4年ほど前にビジネスパーソンが集う「パッションリーダーズ」という活動のなかで、playse. eラーニングを利用させてもらったときでした。その後、当社の代表が中心となって行った、会社の問題点や解決策を探ってより成長することを目指す「未来合宿」をしたときに、トップ営業マンの営業ログや営業研修などを作って、いつでもどこでも見られるようにしようという話になりました。

ただ、当時は現場でplayse. eラーニングが認知されていなかったので、「動画をアップロードできていつでも見られるアプリは、どこの会社が提供しているのだろう」という議論をしていました。その際、社長室の方からplayse. eラーニングを紹介してもらったことが本格的に導入を検討することとなった流れです。

導入の決め手

── playse. eラーニングを検討していただいて、実際に導入に至った決め手はなにかありますか?

そうですね。営業組織からのボトムアップやスキルアップを目指していたので、トップ営業マンのトークを保管していつでも聞ける、研修がいつでもどこでも受けられるシステムであったところが決め手でした。

以前はビジネスSNSのトークノートに新商材や全社共有事項などを格納していましたが、それだと情報が埋もれてしまうことも多々あったのです。playse. eラーニングは教材ごとのカテゴリー分けで情報をピックアップできるので、自社教材の作成者と受講者の双方が使いやすく、浸透しやすかったという点もポイントでした。

現在当社では、eラーニングの教材としてスーパー営業マンのトークである「スーパートーク」が入っている教材をアップロードして、「スーパーボイス」と名付けて各営業マンに活用してもらっています。

eラーニングの活用方法

── playse. eラーニングをどのように運用されているのか、さらに詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか。

現在は、大きく分けて3つの方法で活用しています。「商材研修」と「営業部の成功事例共有」、そして「社内の周知事項共有」です。トークノートというSNSアプリと、playse. eラーニングを併用することで効率良く運用できています。営業シーン別などにカテゴリーを作ってそこに動画を入れて、トークノートで「更新しました」と周知するのが主な運用方法です。

当社では、毎週金曜日にスーパーボイスの時間を設けています。そのときに研修動画を撮影しつつ、リアルタイムでも動画を視聴できるようにしています。生中継で見てもらえるほか、アーカイブをアップロードすることで、学びたいときに学べるコンテンツが蓄積される仕組みを整えられました。

現在、アップロードされているコンテンツは150本ほどです。営業マンが自身のレベルに合わせて必要なコンテンツを見られるようにしていることもあり、playse. eラーニングは当社の営業ツールの一環として社内に浸透しています。

── 社外に出ることが多い営業部ですと、アーカイブのほうが活用しやすいですよね。商材研修について、具体的なeラーニングの活用方法を教えていただけますか?

毎月とは言いませんが、当社では新しい商品やサービスを増やしています。しかし、その度に現場全体へ商品情報を共有すると、営業マンにとって必要な情報が薄まってしまうリスクがありました。そこで、playse. eラーニングにアップロードすることで「この人にはこのタイミングで研修しよう」というように、情報の落とし込みをコントロールしています。

こういった情報共有は生中継とアーカイブの両方で行っていますが、営業マンはどうしても外回りが中心になってしまうため、生中継で見られるのは30人ほどです。playse. eラーニングにアーカイブをアップロードしておけば、1~2か月後でも必要になったタイミングに見てもらえるほか、視聴したかどうかをこちらで一元管理できるので、商材研修の無駄を削減できました。

── ありがとうございます。御社の豊富なコンテンツのなかでも評判の良いコンテンツが、「営業部の営業事例」だとお聞きしました。

はい。一番視聴率の高いコンテンツが、この営業トークです。営業における売れ筋商品の紹介事例は、非常に好評を得ています。

営業部の成功事例として取り上げられるのは、営業マンとして一つのステータスになるので、各営業マンが知恵を振り絞ってコンテンツ制作に臨んでいます。実際にお客様のもとへ訪れて許可をいただいてから営業の様子を録音したり、一人二役でロールプレイングをしたりといった工夫をこらしながら、ほかの営業マンへノウハウを共有するコンテンツを作り上げています。コンテンツ作成時の細かいルールはないので、各営業マンが様々な形でスキルをシェアしてくれていますね。

eラーニング導入の効果

── 実際にeラーニングを導入してみて、効果を実感したことは何かございましたか?

手応えを感じている効果は、商材知識の落とし込みをコントロールできるようになったことです。今までは新商品が出るごとに全体で集まり、全国でテレカンを繋いで研修を行なっていたために、アーカイブがありませんでした。

当時の体制では、対象者を選ばずに情報共有を行なっていたので、知る必要がない情報も混在していることが問題点だったのです。その影響で、研修のたびに営業の稼働率が低下することも珍しくありませんでした。

しかし、playse. eラーニングを導入してからは生中継とアーカイブの視聴環境を整えることで、必要なときに出先でも動画が見られるようになりました。外からでも休み中でもスマートフォンからでも学習できるようになったため、出社前の内定者の勉強にも活用してもらっています。

本当に必要な従業員に必要なタイミングで教材を見てもらえるようになり、視聴履歴を管理しやすくなったので、工数の削減効果を得られています。

── 「営業部の営業事例」がとくに見られているコンテンツとのことでしたが、こちらでは何か効果を実感されていますか?

営業事例を共有することが、営業部全体としてのスキルアップに役立ってくれています。

当社はトップ営業マンや営業コンクールの優秀者に表彰する機会を設けていますが、その際も自分の成功事例を堂々と話す文化が醸成されています。現場の人間も上長も、「いい手法があったら共有しよう」という思想が浸透しているので、成績が振るわない人も積極的に周りに相談しており、なかには、「先月のトップ営業マンに教えてもらって今月表彰されました」と話す社員もいます。

こうした文化を持つ会社であるため、各支店で成功事例が出てきたら、営業部の本部長から「資料共有だけではわからないから、スーパーボイスを上げておこう」という指示が出ることもあります。成功事例やいいトークができたときは動画をアップするという流れが浸透しており、現場でも新しい動画の視聴を促す声かけが行なわれているため、学びが当たり前のように習慣づいていることを実感しています。

今後の展望

── 最後に、御社の社員教育やeラーニングの活用における今後の展望やご要望を教えていただけますか?

当社の研修は毎週金曜日に行われて、生中継のあとは録画した動画の編集や資料の添付、文字入れやカットなどを行って水曜日を目処にアップロードしています。しかし、このアーカイブ動画は尺が長すぎて視聴されにくいため、今後はこの研修時間の長さによる視聴率の低下を改善していきたいです。

これは要望になってしまうのですが、動画再生時に10秒送りや20秒送り、倍速などの機能が使えれば短時間で動画を視聴できるようになり、今後さらにeラーニングを活用した研修が浸透していくと考えています。ほかにも、資料の画質向上やスマートフォンにおける資料と動画の分割表示、アップされたPDFのダウンロードなどができれば、より研修がしやすくなるかなと考えました。

── 貴重な活用事例とご意見をお聞かせいただいてありがとうございました!いただいたご要望の実装に向けてより使いやすいシステムへの刷新を検討しておりますので、またご意見があればご相談ください!

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