辞職=悪な時代は終わった
新入社員がすぐに辞めてしまって困っている…
しかし、原因が分からない。
そんな時はどうすればいいのでしょうか。
まず、21世紀は終身雇用の時代ではないというのは大前提にした方が良いと思います。
仕事はあくまで生活の一部であり、辞めるのも自由であるというのが21世紀スタイルですので、
それを理解しておかなければ意識の差が生じるでしょう。
さて、今回はその前提以外の部分から見ていきましょう。
辞める理由は単純
皆さんは仕事を続けたいと思える特徴は何だと思いますか?
多くの場合に挙げられるのは―
- 給料が高い
- 休みが十分に取れる
- 人間関係が良好
- 仕事が楽
という点でしょう。
残念ながら我々人間というのは楽しいものは長く続けられるのに、つまらなくなると途端に手がつかなくなるものです。
考えてみてください。
給料が高くて休みが多いのに仕事までラクで、社員全員が楽しそうにしている環境だったら…辞めたいと思いますか?
少なくとも思わないと思います。
特に21世紀の情報化社会では、他社のこういった良い面がネットなどで余計なまでに拡散されてしまいます。
他人の芝は青く見えるといいますが、現代では他人の庭をより見やすくなってしまっている為、楽しい職場があれば辞めて移動してしまうのです。
社員が辞めて定着率が低いと感じるのであれば、貴方の会社には残念ながらこの楽しさがないと言えます。
解決策も至極単純!
さて、では解決法はどうすればよいのでしょうか。
すでに結論は出ていると思いますが、上記の高給与で休みが多くて楽しい職場なら離職は減るのです。
つまり、「給料の引き上げ」、「休暇の確保」、「作業をきっちりと分担して負荷を減らす」というのが結論です。
これら3つが満たされている会社では、恐らく社内の雰囲気もおのずと明るくなるでしょう。
新入社員を定着させたいならば、成果をきちんと数字とライフワークで確認できるこれら環境を作っていく必要があるのです。
会社勤めは生活の為。
経営者は経営自体に楽しみを見いだせるものですが、労働者は生活が楽しみなのです。
まずはそのギャップを埋め、生活の一部として仕事が機能できる体制を整えましょう。