【新入社員研修・社員研修】ユニークで面白い社内研修のネタ・アイデアを紹介

【新入社員研修・社員研修】ユニークで面白い社内研修のネタ・アイデアを紹介

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これまでの社内研修は、講師の話を聴講して、働くために必要な知識やスキルを身につける座学が一般的でした。

しかし近年の社内研修には、社員の主体性を引き出すべく、楽しさや面白さを取り入れたユニークなものが増えています。主体的に取り組むと研修の効果も高まるでしょう。

この記事では、社員に興味を持って取り組んでもらえる社内研修やその特徴、期待できる効果や面白い研修のネタ・アイデアそして事例を紹介します。楽しんで知識やスキルを身につけながら人材育成につながる研修を実施しましょう。

1.社内研修の目的

楽しく面白い社内研修のテーマや内容を考える前に「社内研修とはどういうものか」「どのような目的で実施されるか」を確認しておきましょう。実施の意義は、有意義な研修を開催する重要なポイントです。

社内研修とは、人材育成における施策のひとつ。知識やスキルの習得により個人や組織が成長すると、企業全体が強化され、大きな成果や目標の達成へとつながります。

社内研修は、研修サービスのような外部の専門業者を使わず、社内の人材で研修を計画・実施するものです。

講師を務めるのは研修のテーマに通じた管理職や経営層、人事部門の社員など。会社独自の内容で研修を行えて、自社に対する理解を促しやすい点は、社内研修のメリットといえるでしょう。

2.面白い社内研修の特徴

社員はどのような社員研修に面白さを感じるのでしょうか。面白い社内研修の特徴や研修に面白さを取り入れるポイントを紹介します。社員研修を設定する際は、テーマ自体のユニークさにくわえて、社員が楽しく参加できる内容かどうかも検討しましょう。

2-1 ユニークなテーマの研修内容になっている

ウォーキングや農業体験など、ユニークなテーマの研修を設定すると、物珍しさから社員に興味を持ってもらいやすいでしょう。社内研修中も「次はどのようなことをするのだろう?」とわくわくする気持ちで臨めるうえ、最後まで飽きずに参加できるはずです。またより自発的な行動も促せるでしょう。

ユニークなテーマのネタ・アイデアは、さまざまな場所に転がっています。他社の事例や時事問題などにもアンテナを張り、ユニークなテーマを見つけましょう。

2-2 研修内容にゲーム感覚で楽しめる要素がある

勝敗を決める、完成までの期限が設けられているなど、ゲーム的要素がある研修は、社員に楽しんで参加してもらえます。楽しい気持ちで心がほぐれると、会社側が学んでほしいと考える内容を受け止めてもらいやすくなるでしょう。ゲーム感覚を取り入れれば、参加者同士の親睦も深められます。

ボードゲームやオンラインゲームなど、ゲームの形態はさまざま。実施場所や研修に参加する人数に合わせてゲームを選ぶとよいでしょう。

2-3 参加型・ワークショップ形式の研修になっている

OJTやグループワーク、ロールプレイングやワークショップなど、参加型の研修も社員の興味を惹きやすいでしょう。自発的な参加や体験は集中力を継続させ、社員も飽きずに研修に取り組めます。また、実践しなければわからない気づきも得られるはずです。

座学で受講する研修と組み合わせて、参加型・ワークショップ形式の内容を取り入れる会社も見られます。インプットとアウトプットを繰り返して、知識やスキルを定着させましょう。

3.ユニークな社内研修の実施で得られる効果

ユニークな社内研修から得られる効果を解説します。研修を通じて働きやすく、仕事に役立つアイデアが生まれやすい環境を整えましょう。

3-1 社内のコミュニケーションが活発になる

ユニークな社内研修を実施すると、楽しい雰囲気のなかで気持ちが和み、ほかの参加者と打ち解けやすくなります。研修をきっかけに社員同士の交流が盛んになれば、業務を行ううえでのコミュニケーションもスムーズになり、助け合える関係性を築けるでしょう。

「部門の違う社員同士が話す機会は少ない」会社もあるのではないでしょうか。ユニークな社内研修を実施して、風とおしのよい職場環境づくりを目指しましょう。

3-2 仕事に対するポジティブな印象を持つ

ユニークな社内研修の実施により社員同士で楽しさを共有できると、お互いを認め合い、一体感を感じられます。こうした居心地のよい職場は社員のモチベーションを向上させ、仕事の効率化やクオリティアップにつながるでしょう。社員は会社や仕事に対してポジティブな印象を持てるようになるはずです。

また一緒に働く仲間や会社に対して愛着が湧けば、離職率の低減も期待できるでしょう。

3-3 仕事に対する新たな気づきを得やすい

ユニークな研修を実施する際、参加型やワークショップ形式を取るケースも多いです。これらの形式により自発的・主体的に研修に取り組んでもらえると、自ら仕事の課題に気づけたり、新たな発見をしやすくなったりするでしょう。

気づきや発見は、新しいアイデアの創出につながる可能性もあります。上司や先輩からいわれるまま働いていては、アイデアは生まれにくいもの。ユニークな研修で、社員から多くのアイデアを引き出しましょう。

4.ユニークな社内研修を行う際の注意点

ユニークな社内研修を行う際は、面白いだけで終わらないように注意しましょう。また、研修内容が社員のレベルに合っているかどうかも、有意義な研修を実施するためのポイントです。次より詳しく解説します。

4-1 面白いだけの研修で終わらないように

社内研修の目的は、社員に知識やスキルを身につけてもらい、成長してもらうこと。面白さを大切にする一方で、会社が設定する研修目標を達成できるかも考慮しなければなりません。

あらかじめ研修の目的を参加者に共有しておくと、目的を意識して研修に取り組んでもらえます。また、ゲーム要素が強い研修が単なるゲームで終わってはいけません。会社や業務に関する内容を盛り込み、ビジネススキルに関する学びがあるよう設定しましょう。

4-2 研修を受ける社員のレベルに合った内容にする

研修を受ける社員のレベルに合わせて、テーマやカリキュラムを考えます。参加者が研修の内容についていけないと、研修に対するモチベーションが下がりかねません。

最終的に到達してほしいレベルがあっても一気に進めず、複数の研修にわけるといった、段階的に理解を深められるような設定が望ましいでしょう。

たとえば、新入社員研修や主任研修、管理職研修など、階層別に研修を企画すると、社員のレベルに合わせた内容を考えやすくなります。

5.新人研修・社員研修に活用できる面白い社内研修のネタ・アイデア

新人研修や社員研修に活用できる、ユニークな社内研修のネタやアイデアを紹介します。

5-1 自然体験型・アクティビティ研修

ウォーキングやボルダリングなどさまざまなことを実際に体験しながら学びます。普段と違う環境に身を置いたり体を動かしたりする研修は、心身のリフレッシュにも効果的です。

ただ体を動かすだけ、面白いだけの研修にならないよう、ビジネスや会社と関連のある事柄を絡めましょう。また社員同士がコミュニケーションを取り合ったり、協調性を学べたりする内容だとよりよい研修内容になります。

5-1-1 ウォーキング研修

あらかじめ決められたルートを歩きながら行う研修です。チェックポイントを通過したり「○○で待機している先輩社員と話す」など特定の行動を取ったりするとポイントが加算されるようにして、参加する社員のモチベーションを高めましょう。チェックポイントに会社の事業所や工場などを選ぶと、企業や業務への理解を深められます。

体を動かすウォーキング研修は心身のリフレッシュにも効果的です。また道中の会話で自然なコミュニケーションを楽しめるでしょう。長距離のウォーキングならゴールしたときの達成感も大きく、成功体験のひとつとして刻まれます。

5-1-2 ボルダリング研修

ボルダリングは、壁をよじ登るスポーツです。壁には複数の突起がついており、事前にルートを考えてから登らないと最上部まで到達できない場合もあります。目的は、課題をクリアするためにトライ&エラーをくり返したり、達成感や成功の喜びを得たりすること。

また仲間同士励まし合う過程で絆が生まれるのも重視したい点のひとつ。年配社員が体力のある若手社員からアドバイスを受ける場合もあり、新鮮な気持ちになれるかもしれません。ルートを考えるなかで、戦略を立てる重要性に気づく社員もいるでしょう。

5-1-3 農業研修

農村に赴き、田植えや稲刈りといった農作業をする研修のこと。指定された時間で決められた面積分の稲を収穫するなど、計画性が求められる作業を含みます。

自然のなかで行われる農業研修では、計画を立てて実行する力のほか、臨機応変に対応するスキルが育つでしょう。社員同士が協力するなかで、コミュニケーション能力を培う場合もあるはずです。社員に地域創生について考えるきっかけを与えられます。

5-1-4 ラフティング研修

ラフティングは、大勢でボートに乗って川下りをするスポーツです。急流に負けないように全員でパドルを漕ぐなかで、チームワークを高められます。アクティブに活動するため、リフレッシュした気持ちや高揚感を感じられるのも特長です。ラフティングのほかにBBQを行える研修施設もあり、そうした施設を利用すれば社員同士の親睦をより深められます。

社員のなかにはラフティング未経験者もいるでしょう。研修を行う際は、天候が不安定なときは無理に実施しないといった安全に配慮したルールを作り、初心者も安心して取り組めるよう丁寧に説明します。

5-2 ゲーム型研修

業務に生かせるさまざまなビジネススキルをゲーム形式で学ぶ研修のこと。在宅勤務の社員も参加しやすいオンラインで行える研修もあります。会社の状況や参加する社員の勤務形態に応じて取り入れましょう。

ゲーム型研修には課題解決力やチームワーク、チームマネジメントスキルなど、さまざまな知識やスキルを学べる研修があります。業務に生かせるスキルが身につくものを選び、実施するとよいでしょう。

5-2-1 謎解きゲーム研修

チーム一丸となって問題解決を目指す研修のこと。「謎解き脱出ゲーム」のように特別な建物を使って研修を行う会社もあれば、オンラインで実施する会社もあります。オンライン・オフラインの両方で取り組みやすい点は、謎解きゲーム研修の特長のひとつです。

制限時間内にすべての問題を解決するにはメンバーで分担して謎解きを行う必要があり、チームワークやコミュニケーション力、論理的思考力などが求められます。自社の経営理念や製品・サービスなどに関する問題を組み込むと、会社や業務に対する理解が深まるでしょう。

5-2-2 人狼ゲーム研修

チーム内にいる人狼(鬼)を見つけ出すゲームです。チームは村人と人狼で構成されており、会話や議論をとおして互いの立場を探り合います。人狼と思われる人をそれぞれが指名し、もっとも多く票が集まった人を追放。ターンを繰り返していき、人狼をすべて追放できれば村人側の勝ちです。

人狼ゲームは1ゲームの時間が長くなりやすいため、社内研修で行うときは短いターン数で勝敗が決まるよう、ルールを調整するとよいでしょう。1ゲームが長時間におよぶと、追放された人が時間を持てあましてしまうためです。

人狼ゲーム研修ではコミュニケーション力やリーダーシップ、チームビルディング力などが鍛えられます。また、謎解きゲーム研修と同じく、オンラインでの開催も可能です。

5-2-3 アイスブレイク

会議や商談の場など、緊張感のある場を和ませるコミュニケーション方法のこと。研修前に身近な話題での会話やかんたんなゲームなどでアイスブレイクすると、参加者同士がお互いを知り、打ち解けやすくなります。

アイスブレイクの定番ゲームのひとつが「つみき式自己紹介」。自己紹介をする際に、「〇〇が好きなAさんの隣のBです」というように、前の人を紹介してから自分について話し始めます。参加者の特徴を覚えられ、研修前の自己紹介にもオススメです。

5-2-4 サバイバルゲーム研修

迷彩服を着てサブマシンガンやハンドガンなどの武器を持ち、チームにわかれて戦うゲームのこと。相手陣地のフラッグを奪ったり、全滅させたりすると勝利です。

おもに新入社員研修やチームビルディング研修に用いられます。コミュニケーション力やリーダーシップ力などを磨けるほか、各メンバーのスキルや能力、経験の生かし方を知ることにもつながり、チームビルディングに役立つでしょう。

5-3 その他の研修

自然体験型やアクティビティ研修、ゲーム型研修のほかにも、海外研修や演劇研修といった社員の興味をかき立てる面白い社員研修があります。次より詳しく紹介します。

5-3-1 海外研修

海外研修では、次のようなことを実施します。

  • 海外の企業を見学して、社員の様子や職場環境をチェックする
  • 海外のビジネスパーソンと交流し、働き方を知る
  • インターンシップ型で、海外の仕事のやり方を学ぶ
  • 海外でボランティア活動をする

目的は、異文化に触れて価値観や視野を広げ、仕事に対するモチベーションを向上させること。また、海外研修を通じて、外国語を学ぶ意欲が高まる社員もいます。

5-3-2 演劇研修

台本に従って社員に演技をしてもらう研修のこと。役をもらって演技するのは、目的を持って働くことと似ています。演劇を終えたときには、自身の役割を全うし、チームでひとつのプロジェクトを終えたかのような達成感を味わえるでしょう。

演劇研修で養われるのは、自己表現力や観察力、傾聴力やコミュニケーション力、想像力など。ハードルを上げて台本のない即興劇に取り組むと、対応力も磨かれます。

6.ユニークな社員研修を行う企業の事例

ユニークな社員研修を行う企業の事例を紹介します。ぜひ参考にして面白い研修を企画し、新人研修や社内研修に活用してください。

6-1 総合電子部品メーカー・TDK 新入社員研修「モノづくり講座」

TDK株式会社の新入社員研修で取り入れられている「モノづくり講座」は、2001年に始まった「TDKのモノづくり」を実際に体験する参加型の研修です。初めは「竹とんぼ」作りがテーマでしたが、2018年からは「タイマー」作りにテーマが変更されました。

ビジネスとしてのモノづくりを想定し、研修ではあらかじめ品質基準が決められ、量産できるかといった点も見られています。自分で考え、チームで行動するなかで、自律思考やチャレンジ精神を培うことが研修の狙いです。

6-2 カー&バイク用品のリユース専門店・アップガレージ 新入社員研修「漫才研修」

株式会社アップガレージグループは、新入社員研修に「漫才研修」を取り入れました。漫才未経験の新入社員が、講習から練習、漫才の披露までをたった1日で行う研修です。

社員は漫才の練習や発表を通じて、相手の意思を汲み取りチームワークを高める方法を学べます。また観客の反応を見ながら漫才を進めるなかで、臨機応変な対応の大切さに気づくでしょう。

6-3 資生堂が提供する企業向けセミナー「肌マネジメント研修」

「肌マネジメント研修(ビューティ講座)」は株式会社資生堂が2018年から提供している研修です。サイバーエージェントの新入社員、プルデンシャル生命保険株式会社や東京海上日動火災保険株式会社の男性社員などがこの研修を受講しています。

肌マネジメント研修は、男性のスキンケアに特化した内容です。慌ただしい日々で、セルフマネジメントに手が回らない男性社員も多いでしょう。効率のよいスキンケアのやり方を学ぶことで、セルフマネジメントへのモチベーションを高められます。

7.外部の研修サービスを活用する方法も

社員研修を社内で企画し、実施する企業は多くあります。しかし研修を企画して準備、開催するためには、多くのリソースが必要です。通常業務の合間に研修の準備などを行わなければならない場合、実施担当者に大きな負担がかかるでしょう。

また企業によっては、研修に手が回らない場合もありえます。講師を務められる人材が、社内で見つからないケースもあるかもしれません。

社員研修にまつわる課題を解決し、社員や企業の組織力を高める研修を実施するには、外部の研修サービスの利用を検討するとよいでしょう。社内の業務工数を削減でき、効率化を図れます。また研修サービスにはさまざまなカリキュラムが用意されており、社員のレベルや学ばせたい内容に応じて最適な研修を選べるのです。

8.新人研修・社員研修にオススメの「playse.ラーニング

ユニークで面白い社内研修は、社内のコミュニケーションを活発化させ、仕事に対するポジティブな意識を芽生えさせます。研修を通じて社員の成長が促されれば、組織全体の発展、目標達成へとつながるでしょう。ユニークな社内研修を行う一方で、外部の研修サービスを活用すると、より安定的な人材形成を実現できます。

「playse.ラーニング」は、eラーニングとオンライン集合研修を組み合わせた研修サービスです。専門講師によるオンライン集合研修で、専門的で高度な学びを得られます。またeラーニングでオンライン集合研修の予備知識をインプットしたり、事後テストを行って参加者の理解度を確認したりするのも可能です。

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