株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター様
・人事部人財企画課/経営企画部 次長 弘原海 信 様
・関東ITビジネス本部 ITソリューション部 森 和哉 様
株式会社manebi
・取締役 執行役員 CTO/CPO 岡田 大輔
・カスタマーサクセス部 設楽 友希
株式会社日本ビジネスデータープロセシングセンター様は、従業員数4,369名(2023年9月時点)の神戸市中央区に本社を構えるBtoB企業です。主な事業領域は、ITソリューション事業、医療関連事業、公共福祉事業、AI・ロボティックス・IoT事業の4つ。
ITソリューション事業ではシステムの開発や運用保守、医療関連事業では病院の医療事務代行、公共福祉事業では自治体の介護認定代行、AI・ロボティックス・IoT事業ではロボット商材の開発・販売などを行われています。
規模が大きく、事業によってさまざまな働き方の社員がいる会社が、なぜplayse.を選び、どのように人材育成に生かしているのか。人事部兼経営企画部の弘原海信様と第一ソリューションサービス部の森和哉様が、manebiのCTO岡田大輔と対談し、お話を聞かせてくださいました。
――まずはeラーニングを導入するに至った背景を教えてください。
弘原海様(以下、弘原海) 具体的な理由は3点あります。
1つ目は、会社の規模が大きくなってきたこと。導入を検討し始めた2021年頃は従業員数が4,000人を超えようとしており、主任層だけでも数百名にのぼりました。その方たちに対面の研修をしていくだけでも何年もかかってしまうので、規模の拡大にともなって、eラーニングを検討した背景があります。
2つ目は、従業員がさまざまなエリアで働いているからです。当社は支社に出社する人だけでなく、事業によっては病院や自治体で働く人間も多くいます。その中で、全ての社員がいつでもどこでも教育を受けられる環境を整えていくには、eラーニングの活用しかないと考えました。
3つ目は、コロナの流行で対面研修が現実的に難しくなってしまったからです。これらの理由を複合的に考え、eラーニングの導入にいたりました。
――そうした背景を持つ中で、さまざまなeラーニングの中からなぜplayse.を選んでいただけたのでしょうか。
弘原海 実は最初はplayse.ではなく別のeラーニングを導入しました。ただそのeラーニングは、既存でコンテンツが用意されておらず、自社でコンテンツをつくって入れていかなくてはいけなかったので活用しきれなかった。
そういった問題点もありまして、コンテンツが備わった本格的なeラーニングの検討が昨年に始まりました。
弘原海 あらためて色々な会社の話を聞くうちに「エグゼクティブ向けのもの」や「ITによったもの」など、各社によってeラーニングの特色がわかれるとわかりました。
その中でも、playse.はコンテンツが豊富で、特に若手社員も受けやすいものが充実していると感じて、選ばせていただきました。また価格面でも安価だったことや、営業の方の対応が丁寧だったことも理由でした。
――2022年9月にplayse.を導入いただいた後の使い方についても教えてください。
弘原海 まずは新卒内定者に向けて、「新卒研修」というコースマップをパッケージでつくり、提供しました。また、その後は新卒内定者だけでなく、「全社勉強会」や「部門ごとの専門教育」なども次々とplayse.に置き換えるようになりました。
playse.を使ってみて感じる良さは、「経験の設計デザイン」ができることです。人財教育においては、“どの経験をどのタイミングでさせるか”が大切ですが、コースマップをつくることで、教育の行程が見える化でき、経験デザインができるようになります。
――「経験の設計デザイン」という言葉は素晴らしいですね。確かにplayse.は視聴履歴を管理者側が見られるので見ていない人に促すこともできますし、コースマップをつくることで社員の方も、「いつまでに何を学べばいいのか」が分かりやすくなります。他にはどのような使い方をしていますか?
弘原海 当社の医療関連事業では、医療事務を代行するサービスを提供しています。各病院で働く社員は「応対接遇日本一を目指す」というスローガンのもと働いており、そこに向けてランキングイベントを毎年開催しているのですが、そのイベントもplayse.内で行うようになりました。
――ランキングイベントですか! それはどのように行うのでしょう?
弘原海 各病院から応対接遇の様子を撮影した動画と資料がplayse.上に提出されて、審査委員がそれを審査するという形で行っています。playse.で管理すると、現場ごとの特色が今まで以上に見やすくなりました。
――コンテンツ学習以外の活用をされているのが素晴らしいですね。
manebi岡田 私どもmanebiは、playse.を単なるeラーニングではなく、“人材開発を支援するプラットフォーム”にしていきたいと考えています。manebiでも入社オンボーディングをplayse.上で行っているのですが、御社の使い方もまさに“社員の育成を支援するプラットフォーム”として先駆けを行かれていると思いました。
弘原海 使っていくうちに、コミュニケーションツールとしての可能性を感じたので、何かに使えないか考えた結果、こうした利用法を思いつきました。経験の設計デザインだけでなく、「みんなの経験を共有」することもできるプラットフォームだと思っています。
manebi岡田 とても嬉しいです。
――今の話以外で、1年間使ってみて良かった点はありますか。
弘原海 1番は、UIが感覚で使えることだと思います。そのおかげで管理者側の操作はエンジニア系のスキルがなくても難なくできますし、受講側も使い方がわからないということになりません。
また、新しいコンテンツが次々と追加されて、充実度が増していることも魅力的です。
森様(以下、森) 弘原海が言う通り、操作性の面はすごく使いやすいですし、コンテンツに関しても豊富なボリュームで目的に合ったコンテンツを選べるのが、良い点だと思います。
――受講されている社員の方の声で印象に残る物はありますか?
弘原海 やはりeラーニングということで、自分の時間で受けられるのがありがたいという人が多いです。
森 同僚は、playse.になってから通勤の短い時間でも受講することができて、時間を有効的に使えると喜んでいました。
また、playse.以前の教育コンテンツよりもコンテンツ量が豊富であることや、操作が簡単などの理由から、利用する機会が増えたとも言っていましたね。
――そういう声を聞けると、我々も嬉しいです。その他社員の変化を感じていることはありますか。
弘原海 各部門の方たちが、「このplayse.というプラットフォームを教育に生かして行こう」と、率先して研修や課題を組むようになってきたと感じます。
また今までは部門と人事が別々に動いて教育プランを考えていたのが、このplayse.という箱を用いることで、部門と人事が一緒になって教育プランを考える動きもできてきました。
――それは素晴らしいですね!
弘原海 さらに社員1人1人の自発的な学びの意欲も高まったように思います。当社が自己啓発系とカテゴリーしているコンテンツを自ら受ける人の割合が全体で16%ほどいる。
「学び直しにつながった」「これをきっかけにして深く学びたい」という前向きな声もたくさん出ていますし、私たちもどんどん、この数値を増やしていきたいと考えています。
manebi岡田 自己啓発系が16%というのは、私たちがサービスを提供している中でも、相当高い数値です。
おそらくツールを導入しただけではそこまで行かないので、御社の働きかけの部分も大きいのかと思いますが、社員が自発的に使うために、例えばどういった働きかけをしているのでしょうか?
弘原海 全社勉強会という、全社員が必ず受けなければいけない教育をplayse.に落とし込んだので、誰しもがこの箱を必ず体験するようになっています。
その中から、「他のコンテンツはどんなのだろう」と興味を持ってくれる人が多いのかなと。また、社内報でも適宜発信するなどして、社内でplayse.が浸透するようにしています。
――最後に、御社とは今年の6月にパートナーとして、playse.の販売代理店契約もさせていただきました。代理店契約を結んでいただけた理由もお伺いできますか。
弘原海 当社はシステム部門があり、色々な会社様のシステムを代理店としてお客様に提供していくことも、ビジネスとして行っております。その中でも割と人事系の領域のシステムは多く取り扱ってきたので、シナジーがあると感じました。
また、何よりもplayse.は当社が使ってみて良かったので、自信を持って販売できると感じ、契約させていただきました。
――ご利用いただいて満足いただいたからこそというのは大変ありがたいです。
弘原海 実績も添えながら販売できるので、それが当社の代理店としての強みだと思っています。
――ありがとうございます。では最後に、今後の要望などあれば、教えていただけますでしょうか。
弘原海 本当に少しでも長くplayse.を使わせていただきたいと思っています。今のままというよりかは、さらにブラッシュアップしながら、どんどんいいものにしていただければと。
私たちからも機能面での追加要望をお願いしますし、販売代理店として何かお力添えできることがあれば、当社で実装前の新機能を試してみるなどといったことにも、協力させていただければと思います。
manebi岡田 大変ありがたいです。これからplayse.は外部ツールとAPI連携してより社員同士のコミュニケーションが取りやすくしたり、コンテンツのレコメンド機能をつけたり、さらにゆくゆくは人事評価とも紐づけられるようにしたりと、さまざまな機能拡充を行っていく予定です。
このプラットフォームが1つあれば人材開発に関する「学び」「情報共有」「コミュニケーション」「人事評価」などあらゆる面でご支援できる、そのような「人材開発プラットフォーム」になることを目指していますので、ぜひ今後ともご協力いただけると幸いです。
弘原海 ありがとうございます。今後も色々な広がりがありそうで、とても楽しみにしています。
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